心機一転

ひっそりこっそり作り進めていたサイトが完成しました。

X(言い慣れないし書き慣れないね)のプロフ欄にしれっとURLを貼っていたので、もしかしたら気づいてくださってた方もいらっしゃるのでしょうか。スキマ時間も積もればホームページとなるんですね~。ちょっと感慨深いです。

ありあぷらすとしての活動が7月に1周年を迎えまして。心機一転といいますか区切りといいますか、なんだか自分の中で形に残ることがしたいなーとあれこれ考えていたところ、ふっと頭に浮かんだのが「よっしゃ個人サイトでも作るか」でした。

時代に逆らってる感は否めませんが、特定のSNSに頼り切って活動している現状に少々不安を感じ始めてきていたので、ちょうどいいタイミングでもあるかなと。

ありあぷらす立ち上げ当初に用意した告知用の先代ブログに対して、いまいち愛着を感じることができていなかったのも理由のひとつです。わたしは文章を書くことが好きなので、その「好き」を置き重ねていく場所を、もう少し好きになりたかった。自分でドメイン取ってサーバー契約して頭抱えながら各ページを作成すれば、嫌でも愛着が湧きますからね。

そんなこんなでせっかくサイトを完成させたはいいものの、実はこの記事を更新する少し前まで、もう粘土作家をやめてしまおう…なんてことを心の底から考えたりしていました。心機一転だの愛着だのはどこいったんだよ

なんだかもう自分を見失ってしまって、ただでさえ低空を彷徨いがちな自信が地の底へと落ち、前回の受注制作分の発送を終えたら一切の活動を終了しようと、そんなふうに思っていました。

だけどだめですね。

しばらく燃え尽き期間を過ごしてみたものの、結局はわたしの頭の中って「つぎは何を食べさせてあげよう」と「制作たのしい」しかないんです。もう何年も粘土が中心の生活を送ってきているので当たり前と言ったら当たり前なんですけど、本当に呆れてしまうぐらいそれ以外なくって。やめることを前提に日々を過ごしてみても、考えることは変わらずでした。だから多分、やめたら廃人になってしまう。

なにより、たべものを食べてるドールの姿が最高に好きです。もっといろんなものを食べてほしい。人間界にあるおいしいものをミニチュア化して「こんなのもあるんだよ」って捧げたい。本物は腐っちゃうけど樹脂や粘土製なら所有させてあげられる。だからもっとおいしそうに作れるようになりたい。

こんな私でもお役に立てることがあるのなら、これからも頑張り続けたいなと、改めて思い直した次第です。作品を楽しみにしてくださる皆さまには、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございます。

もともと自己肯定感が異常に低く、自分に対する誉め言葉はすべて社交辞令か過大評価だと捉えてしまう失礼極まりない悪癖があるのですが、少しずつでも変わっていけたらいいなと強く思います。